メディア掲載

株式会社TKC発行の企業向け情報誌「戦略経営者」2023年2月号に記事が掲載されました!

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株式会社TKC発行の企業向け情報誌「戦略経営者」2023年2月号に記事が掲載されました!

事業内容やアイ・モバイル株式会社に制作いただいたホームページの活用方法などについて、院長の蓮井がお話させていただいております。

診療時間をタイムリーに伝え 患者のニーズに的確に対応する

3代続く小児科クリニックとして、地域医療を支え続けてきた医療法人社団蓮井会 蓮井小児科(石川県小松市)。院長を務める蓮井正樹氏は、石川県内の総合病院勤務などを経て、先代から事業を承継した。日本小児学会認定専門医として、日々医師として研鑽を積む蓮井氏は「ホームページ(HP)の更新作業などの手間はできるだけ減らしたい業務のひとつ」だと言う。地域に密着した小児科クリニックとして、なくてはならない存在である同院がHPを開設したきっかけ・活用方法などを聞いた。

地域の〝駆け込み寺〟に

地域の〝駆け込み寺〟に

――小児科医を目指した理由は?
蓮井 それは単純明快。父が小児科病院を経営していたからです。父の背中を見て育つ中で、自然と進路が決まりました。大学卒業後、石川県内の総合病院での勤務を経て、父が病気になったのをきっかけに跡を継ぎました。

――診療方針は?
蓮井 近年は、抗生剤やX線などに頼らない診療方針をとっています。これは当院だけでなく、医療業界全体のトレンドです。医療の技術や知見は日進月歩。少しでも時間があれば、小児科に関する知識を深め、患者さんにより良い治療という形で還元していきたいと思っています。

――夜間診療も行われています。
蓮井 子どもは夜間に発熱することも少なくありません。以前は、ニーズに少しでも対応したい、と夜間だけでなく休日も診療していました。しかし、60歳を超えて体調を崩し入院したことを境に、休日は原則休んでいます。とはいえ急な発熱などにはできる限り対応するようにはしています。
小松市では過去5年で2軒の小児科クリニックが閉院しました。小児科医になろうという若い医師も少なく、個人で経営する小児科クリニックは減少傾向にあります。還暦を超えた私でも、市内の小児科医院を営む医師としては一番若いというのが現状。そうした意味でも、地域の小児科医療を少しでも支えていきたいと考えています。

外観

──HPを開設したきっかけは?
蓮井 税理士法人イデア経営の田村和也先生から、アイ・モバイルさんを紹介していただいたのがきっかけです。イデア経営さんには、長く当院の顧問としてお世話になっており、税務以外にもいろいろ相談に乗っていただいています。HPの話が出たのは、10年ほど前。他の開業医さんが、次々と自院のHPを開設しはじめた頃です。

──制作上重視したことは?
蓮井 「診療時間をタイムリーに伝える」機能です。医師が私一人ですから、小学校や保育園・幼稚園への訪問検診などで診察できない時間帯がどうしても出てきます。そのため、以前は待合室などに紙で掲示していましたが、それでは病院に来た人にしか伝わらないので、HPにその週の診察時間を掲載すれば良いと考えました。併せて、少しでも雰囲気もわかってもらえればと思い、診察室の写真や待合スペースの写真なども入れ、HPからでも院内の雰囲気をつかんでもらえるように工夫しました。

待合室

――デザインや構成は?
蓮井 事例やおすすめのデザイン集を見せていただきながら作成しました。アイ・モバイルさんは多彩な業種のHP制作の経験があるので安心してお任せできました。

――更新などの運用は?
蓮井 毎週私の方から翌週の診察時間をアイ・モバイルさんのサポートセンターに連絡し、編集してもらっています。ここ数年、発熱外来やコロナワクチン、インフルエンザワクチン接種のための時間も設けなくてはならず、診察時間はより複雑になっています。今年からは学童向けのコロナワクチン接種と幼児のコロナワクチン接種の時間も分けてとらなけなければならなくなりました。こうした細かな診療時間の設定も、わかりやすく表組みにして掲載できるので、とても重宝しています。アイ・モバイルさんのシステムは10年程前から利用させていただいていますが、常に時代の変化に合わせたシステム仕様にアップデートされ、年々使いやすくなっています。例えば、スマートフォンからの閲覧にも自動的に画面が適正なサイズに変更されるシステムは、スマホからの閲覧が多い当院にとってもありがたいですね。

――アクセス数が倍増しています。
蓮井 当院に来てくださる患者さんやご家族から「診察時間はHPを見れば最新のものがわかる」という認知が広がってきたために、診察時間を確認するアクセスが増えているのが理由ではないでしょうか。医院の歴史や診療内容などを掲載することも重要ですが、常に変わらない情報しかないHPでは、そうそう閲覧数が増えることはないでしょう。やはり、患者さんにとって有益かつタイムリーな情報を掲載することが大切だと思います。

「ここにあるよ」と伝える

点滴室

――今後の展望を教えてください。
蓮井 医師は私一人なので、大きく集客をしようとは考えてはいません。「通っていたクリニックがなくなった」という患者さんに「ここにあるよ」と伝える場としてHPが機能してくれればと思っています。現に、ここ数年はより広い地域から患者さんが来院されていると感じます。また、私は、HPの更新や集客などに時間を割くよりは、小児科医としての勉強や、一人でも多くの患者さんの診療に時間を使いたいと思っています。そういう意味で、HPの更新作業やスマートフォンからの閲覧しやすさなどにも対応してくれるアイ・モバイルさんは、心強い味方です。